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1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 15 45 31.34 ID MvGQ6Afg0 唯「がお!」 梓「はい……?」 唯「あずにゃんが吼えるよ!がおがおー!」 梓「……」 唯「がおがお!」 梓「バカにしてるんですか?」 唯「がおがおー!」 梓「……ぶちますよ?」 唯「フフフ……がおがおー!がおーん!」 梓「……」サッ 唯「あぅ……ごめん……」 完 2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 15 47 51.74 ID MvGQ6Afg0 唯『りっちゃん、号泣』 唯「りっちゃんの真似!」 唯「うわああああん!澪!みおぉ~!」 律「おいおい、それはどっちかっていうと私じゃなくて澪だろ」 唯「え?そうかな?」 律「うわぁぁぁぁん……りつぅ~……」 唯「あっ、ぽいかも」 律「だろ?」 律「うわぁぁぁぁん……りつぅ~助けてよりつぅ~」 唯「りぃ~つぅ~……うわぁぁぁぁん!」 唯律「あっはっはっは」 澪「……」 完 4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 15 50 30.74 ID MvGQ6Afg0 紬『どんとこいです!』 唯「どーん!」ドン 紬「いたっ」 紬「……えっ?」 唯「どーん!」ドン 紬「いたっ」 紬「唯ちゃん、痛い……」 唯「どーん!どーん!あっはっはー」ドンドン 紬「いたっ……」 紬「……」ぐすん 完 5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 15 54 05.57 ID MvGQ6Afg0 唯『憂、ちゃん付け』 唯「憂ちゃーん」 憂「なあにお姉ちゃん?ていうかなんでちゃん付け?」 唯「よく考えたら、私って憂にだけ呼び捨てなんだよね。だからたまにはね」 憂「そうなの?」 唯「和ちゃんに、りっちゃんでしょ」 憂「うん」 唯「澪ちゃん、ムギちゃん」 憂「うんうん」 唯「さわちゃん、あずにゃ」 唯「あずちゃん!」 完 9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 15 57 35.02 ID MvGQ6Afg0 唯『鏡の世界!』 梓「このケーキおいしいです」モグモグ 唯「はいあずにゃん!かがみ!」サッ 梓「は……?」 唯「ほらほらあずにゃん、鏡の中にケーキ食べてる子がいるよ!早く取らなきゃ全部食べられちゃうよ!」 梓「いや、骨くわえた犬じゃないんですから……」 唯澪律紬「ジー」 梓(う……) 梓「そ、そのケーキは私のですー!この鏡猫!」がむっがむっ 唯澪律紬「ニヤニヤニヤニヤ」 梓「……///」 完 11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 16 02 12.13 ID MvGQ6Afg0 律『こころ』 唯「えーと心は……ミンド!」 律「ぶー!ハズレ~!」 唯「えーっ?」 澪「マインドだろ」 律「ぶっぶー!ハズレ」 澪「は?いや合ってるから」 律「ムァインドだよムァインド」 紬「りっちゃん違うよ。mindよmind」 唯「ねいてぃぶ!」 完 12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 16 08 08.50 ID MvGQ6Afg0 唯『たいぎご!』 律「ふわふわ時間」 澪「うーん、カチカチ空間……?」 律「さわちゃんはモテモテ」 澪「さわ子先生は嫌われ者?」 律「もうドラムやだ」 澪「まだドラム良い」 律「律の事がちょっと嫌い」 澪「律が大好き」 澪「あっ?!ふ、ふざけるな///」 律「真面目」 完 13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 16 12 51.21 ID MvGQ6Afg0 唯『yoursong』 唯「my song」 唯「his song」 唯「her song」 律「何言ってんだ唯」 唯「ショユウカクの勉強だよ!」 澪「それ中一の範囲だぞ……」 唯「my mistakes were made for you」 梓「意味わかって言ってますか?」 唯「のののん!」 完 14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 16 17 28.54 ID MvGQ6Afg0 澪『澪ビン』 唯「澪ちゃん、そのビンなに~?」 澪「これか?これは澪瓶だよ」 唯「みおびん?」 澪「瓶の中に私の手紙……というか詩を入れてだな、こうやって海に流して宇宙人に拾ってもらうんだ」 唯「拾ってもらってどうするの?」 澪「詩を読んでもらうんだ。素敵だと思わない?」 唯「うん!でも海に流してるのになんで宇宙人なの?」 澪「ほら、雲って海から出来るから、それに乗って宇宙まで運んでもらえるんだよ。自然ってすごいよな」 梓「今日も流れてくるボケに突っ込む仕事頑張るぞ」 完 16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 16 22 04.69 ID MvGQ6Afg0 憂『夏の記憶』 唯「じゃあ春の記憶は?」 憂「お姉ちゃんが桜拾っててかわいかった!」 唯「秋の記憶は?」 憂「やきいも食べてるお姉ちゃんがかわいかった!」 唯「冬の記憶は?」 憂「くっついてくるお姉ちゃんがかわいかった!」 唯「去年の記憶は?」 憂「ライブしてるお姉ちゃんがかわいかった!」 唯「20年前の記憶は?」 憂「披露宴のお姉ちゃんがかわいかった!」 唯「私達も年取ったよねえ」 憂「でもお姉ちゃんはかわいいよ!」 完 18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 16 26 46.32 ID MvGQ6Afg0 澪『乗り越えないと……自分を!』 唯「よく言った!澪ちゃん、私が勇気の出る歌を教えてあげるよ!一緒に歌おう?」 澪「う、うん」 唯「おばけなんてなーいさ♪おばけなんてうーそさ♪」 澪「ね……ねーぼけーたひーとが♪」 唯「みまちがーえたーのさ♪」 澪「だけどちょっとだけどちょっと♪」 唯「だけどちょっとだけどちょっと♪」 澪「だけどちょっとだけどちょっと♪」 唯「だけどちょっとだけどちょっと♪」 律「無限ループって怖くね?」 澪「ひいいいいいい!」 完 19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 16 32 23.24 ID MvGQ6Afg0 唯『憂の泣きそうな顔って可愛すぎるよね!』 唯『でも笑ってる顔も可愛すぎるよね!』 唯『怒ってる顔も可愛いよ!』 唯『真剣な顔も可愛い!』 憂「ってお姉ちゃんが言ってくれたら私もう死んでもいい」 唯「死んで欲しくないから絶対言わないよ!」 完 21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 16 37 47.17 ID MvGQ6Afg0 唯『澪ちゃん質問に答えて、でないと殺すよ?』 澪「……唯、お前……」 梓「なんて言い方するんですか唯先輩」 律「さすがに殺すとかそういうのは……」 紬「唯ちゃん、澪ちゃんに謝って?」 唯「あうぅ……ごめんなさ~い……」グスグス 澪「まぁいいけどさ。で、質問ってなんだ?」 唯「澪ちゃん、今週水泳の授業ずっと休んでるけどなんで?」 澪「殺すぞ」 完 23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 16 48 44.12 ID MvGQ6Afg0 唯紬『春、夏、秋、そして冬』 唯「そして春!」 紬「それから夏!」 唯「さらに秋!」 紬「また冬!」 唯「一周まわって春!」 紬「その上さらに夏!」 唯「忘れた頃に秋!」 紬「この期に及んで冬!」 律「無限ループって怖くね?」 澪「ひいいいいいいいいい!」 完 24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2010/06/12(土) 16 54 24.24 ID MvGQ6Afg0 唯『パラレルワールド』 唯「あ、雨だ」 梓「雨ですね」 唯「傘忘れちゃった」 梓「そうですか」 唯「あずにゃん入れてよ~」 梓「……仕方ないですね」 唯「わーい!相合傘だ!パラレルワールドだ!」 梓「パラソルの間違いなんじゃ……」 唯「違うよあずにゃん、傘はアンブレラだよ」ニヤリ 梓「あっ……///」 完 2
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戻る これはいい憂梓 -- (名無しさん) 2010-08-18 00 11 29 れずにゃん万歳 -- (名無しさん) 2010-09-06 17 49 13 これ良すぎ。 -- (通りすがり) 2010-09-12 22 12 16 憂梓、万歳… -- (名無しさん) 2010-10-04 00 06 57 れずにゃん最強 別のSSでもあずにゃんが漫画家になった時のペンネームとしてどこかのお嬢様がれずにゃんをあげてたよね -- (名無しさん) 2010-10-04 23 26 50 1のあずにゃんはなぜ憂をうろ覚えなんだ? -- (名無しさん) 2011-01-09 16 17 36 短いがイイ -- (名無しさん) 2011-01-13 23 39 17 唯さんの『唇でも、よかったのに』ってセリフ素敵ですね〜♪ -- (唯梓厨) 2011-03-05 04 17 19 れずにゃんってからかわれた後にあんなことしちゃうなんて・・・ -- (名無しさん) 2011-03-23 20 32 31 どっちも斎藤ぅぅぅ!! -- (とある学生の百合信者) 2011-03-28 08 37 23 おうちにいないほうがいい? の唯のセリフに笑ったww -- (ねむねむ) 2011-05-22 22 07 39 これはいい -- (名無しさん) 2011-10-09 13 59 16 両方とも凄く良い -- (名無しさん) 2012-02-11 12 53 28 良いなぁ〜 可愛過ぎる -- (じゅわー) 2012-03-11 19 41 08
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梓「こんにちは!」 憂「いらっしゃい、梓ちゃん♪」 今日は唯先輩の家にやってきた。一応宿題をする、という名目で来たのだけど、実は本当の目的は別にある。それは… 梓「うっ、憂!」 憂「なに?」 梓「宿題、唯先輩も一緒にやるっていうのはどうかな!?」 憂「え?なんで?」 梓「えーっと…ほら、どうせ唯先輩も宿題終わってないだろうし、3人でやって唯先輩に教えてあげられたらなって」 憂「なるほど…さすが梓ちゃん、お姉ちゃんのこと考えてくれてるんだね!」 梓「そっ、そそ、そんなことないし!な、なに言ってんのかなもう…」 い、言えない…本当は唯先輩にぎゅってされたいから、なんて! ――そう、私は夏休みになってから唯先輩欠乏症に陥っていた。 毎日毎日、考えるのは唯先輩のことだけ…抱き締められたい。笑顔を見たい。あぁ唯先輩、唯先輩、唯先輩… こんな感じで、もう昼に夜に朝にthinking yui!なのだ… 唯「おー、あずにゃんや、いらっしゃーい!」 いつもなら一目散に私に飛び付いてくる唯先輩が、今日は暑さのせいか寝転がったまま挨拶をするだけ。 寒気がするほど古いネタ使ってる場合じゃないんですよもう! 憂「じゃあ冷たいもの用意してくるから待っててねー」 梓「う、うん!ごゆっくり!」 憂「やだなぁ梓ちゃん、それは私のセリフじゃない?」 この状況では私のセリフなの!さぁ早く部屋から出て! 私はもう今にも唯先輩に飛び付きそうなくらいうずうずしてるんだから! パタン… 梓「ゆっ、ゆっ、ゆ…」 唯「ふあぁ、宿題かぁ、めんどくさいなぁ」 梓「あ、あ、あの…」 唯「後で澪ちゃんかムギちゃんに見せてもらえないかなぁ…あ、和ちゃんに教えてもらうっていう手もあるよね!」 梓「唯先輩っ!」 唯「ほ?なに?」 梓「え…えと…な、何か忘れてることありません?」 唯「へ?何かあったっけ」 梓「ほら…いつもやってることというか、習慣になってることをしてないっていうか」 唯「うーん…あ!」 梓「思い出しましたか!さぁ、思う存分…」 唯「おやつのアイス食べてなかったや!ういー!」 なんでそうなるの!あぁ、そうこうしてるうちに憂も来ちゃったし…うぅ、チャンスがぁ! …結局、私たちは普通に宿題をすることになった。 でも目の前に唯先輩がいて、なおかつ自分の溢れんばかりの欲求を満たせていないこの状況でまともに集中できるはずもなく… 憂「梓ちゃん、そこの文法間違ってるよ?スペルも違うし…そもそもこれ数学のノートじゃない!今してるのは英語の宿題だよ!?」 梓「あ、あはは、あははは…ちょっとトイレ!」 …はぁ、私なにやってるんだろ。唯先輩は抱きついてきてくれないし集中できないし、さっぱりだよ… …どうして、こんな風になっちゃったのかな。唯先輩なんてだらしなくて頼りなくて、全然先輩らしくないのに。…なのにこんなにも気になっちゃうなんて、どうしてかな。 そりゃたまにはかっこよく見えることもあるし抱きつかれるとあったかくてほわほわしてるよ?一緒にいるとすごく幸せな気持ちになれて、いつまでもそばにいたいって思えるし… あ…唯先輩は、いつだって私のことを見てくれてる。私はそれがすごくうれしい。だから…なのかな。 …なんにしても、向こうからなにもアプローチがないこの状況はすごく辛い。 梓「…もう、帰ろっかな」 唯「やだよ」 梓「…!」 廊下の隅で呟いた直後、いつもの感触が私を包んだ。確認しなくてもすぐ分かる、幸せなぬくもり。 私がずっと望んでいた、唯先輩のぬくもりだ。 唯「もう帰っちゃうなんてやだよ。まだいて?」 梓「ゆい…先輩、なんで…?」 唯先輩は私を抱き締める腕に力を込めて、囁くように言った。 唯「一度こうしたら、しばらく離したくないから…あまり憂に見られたくないでしょ?だからここでしようって」 梓「…なんで、ですか。さっきは忘れてたくせに」 唯「わざとだよ♪」 梓「…あやしいです」 唯「最近あずにゃんのことぎゅってできなかったでしょ。だからその分、いつもより…ね」 後ろから私を抱きしめる唯先輩は、私の胸をそっと撫でた。 こうして抱きしめられてるだけでもドキドキして胸が苦しいのに、こんなことされたら私… 唯「ねぇあずにゃん…あずにゃんは、私にぎゅってされるのやだ?」 梓「…やじゃ…ないです」 唯「じゃあ、うれしい?」 梓「……」 唯「あずにゃん?」 私は唯先輩に向き合うと、思いきり抱きついた。もう、我慢なんてしたくなかったから。 梓「うれしいに…決まってるじゃないですか。すごくすごくうれしくて、ずっと離れたくないくらいです」 唯「…そっか。うれしいな」 梓「唯先輩…」 廊下で抱き合って見つめ合う私たち。もしこの状況を憂に見られたらどうしよう…なんて不安は、わき上がる衝動にかき消されてしまった。 私は、私は、唯先輩のことが―― 唯「…あずにゃん、私の部屋行こっか」 梓「…はい」 私たちはそっと唯先輩の部屋に入った。そろそろ憂が不思議に思う頃だと思うけど、もうそんなのどうでもよくなっていた。 西日が差し込む中、私たちはベッドに倒れこむとさらに強く抱きしめ合う。 好き、好き、大好き…ずっと抑えてきた気持ちは、もうどうしようもないほどに爆発してしまっていた。 梓「ゆい…先輩、その」 唯「ん…?」 梓「…かわいいって、言って?」 唯「珍しいねぇ。あずにゃんからおねだりなんて」 梓「い、いいじゃないですか別に…」 唯「ふふ…♪かわいいよ、あずにゃん」 梓「…えへへ、うれしいです」 唯「あずにゃん…だいすきだよ」 唯先輩は私の胸に顔を埋めた。まぁ、埋めるほどないんだけどさ… でも唯先輩はとても穏やかな表情で、私の胸の上で目を閉じて微笑んでいた。 なんだか、唯先輩のお姉ちゃんになった気分。 唯「あずにゃん、いい匂いがする…甘くて、おいしそうな匂い」 梓「…食べても、いいんですよ?」 唯「いいの?」 梓「…はい」 唯「じゃあ…いただきます♪」 真夏のある日の午後、こうして私は唯先輩においしくいただかれてしまったのだった―― END お二人は恋仲って事でよろしんでしょうか?(ハナヂ -- (鯖猫) 2012-09-06 02 26 13 そうだよ!鯖猫さん!…っていうか…あれ!?優さん放置? -- (あずにゃんラブ) 2013-01-17 18 00 03 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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梓「」ビクッ 純「そ、その辺の漫画読むよ?」 梓「いいけど……」 純「よしっ。……あ、ドカベンあんじゃん」 梓「純?」 純「へっ?」 梓「今私のことなんて呼んだ?」 純「別にっ?」 梓「別に、じゃなくてさ……」 純「気にしない気にしなーい」ペラッ 梓「『あずにゃん』」 純「」ビクッ 梓「あずにゃん、って呼んだよね?」 純「さ、さぁ~」ペラッ 梓「ごまかしても無駄だよ!」 純「うう……」 梓「なんでいきなりあずにゃんなんて呼んだの?」 純「ん……」 梓「ねぇ、なんでー?」グイグイ 純「ほらっ、唯先輩が卒業しちゃって、誰も梓のこと『あずにゃん』って呼ばなくなったから寂しいんじゃないかと……」 梓「さ、寂しくなんかないよ」 純「そう? じゃあやめとく」 梓「え、うん……」 純「わぁ、スーパースターズ編まで揃ってんじゃん」 梓「うん、まぁね、純ちゃんもドカベン読むんだ」 純「……ふえ?」 梓「えっ?」 純「あの、ちょっと今……」 梓「な、なに?」 純「私のこと、ちゃんづけで呼ばなかった?」 梓「……呼んだ」 純「なんで!?」 梓「特に理由はないよ」 純「本当は?」 梓「……ある」 純「うん、言ってみ?」 梓「だって、純が私のことあずにゃんって呼ぶんなら、私も純の呼び方変えたいじゃん!」 純「えっ、あずにゃんって呼び方は却下されたんじゃないの?」 梓「え……」 純「そうだと思ってた」 梓「じゃあ、あずにゃんでいいよ」 純「いいの!?」 梓「私が純ちゃんって呼ぶから、だから純は私をあずにゃんって呼んでもいいよ。呼ばなくてもいいけど」 純「本当は?」 梓「……あずにゃんって呼んで欲しい」 純「へへへ」 梓「むぅ……」 純「次の巻も借りるよ、あずにゃん」 梓「うん、いいよ」 純「……私のことも呼んでよ」ペラッ 梓「……純、ちゃん」 純「はーい」ペラッ 梓「フッ」 純「今鼻で笑わなかった?」 梓「え? 誰が?」 純「え、それは……」 梓「誰が?」 純「……あずにゃんが」 梓「えへへ、笑ってないよ」 純「言わせたでしょ?」 梓「さぁね」 純「絶対『あずにゃん』って言わせた!」 梓「気にすんなって」 純「もう『あずにゃん』って呼ぶのやめる」 梓「えっ!」 純「やめるよ、梓」 梓「じゅ、純ちゃん」 純「なに? 梓」 梓「……えー」 純「あーずさ」 梓「純ちゃんっ」 純「んー?」ペラッ 梓「……純?」 純「んー?」ペラッ 梓「……じゅんじゅん?」 純「……んー?」ペラッ 梓「もう!」 純「あ、岩鬼打った」 梓「ねぇなんで?」 純「なにが?」ペラッ 梓「なんで『純ちゃん』でも『じゅんじゅん』でも普通に返事するの?」 純「え、まだその話?」 梓「まだだよ!」 純「別にどう呼ばれてもいいもん」 梓「えー……」 純「梓は『あずにゃん』って呼ばれた方がいいんだもんね」 梓「む……」 純「次の巻ある?」 梓「あるよ。はい」 純「ありがと」 梓「……ねぇ」 純「なに?」ペラッ 梓「さ、さっきの、鼻で笑ったんじゃないから!」 純「そうかなぁ?」 梓「違うもん」 純「じゃあなんだったの?」 梓「それは……、純に『あずにゃん』って呼ばれて……」 純「嬉しくなっちゃった?」ペラッ 梓「ちがっ! ちが……くない」 純「へー」ペラッ 梓「……それだけ?」 純「お、里中」ペラッ 梓「……いいもん」 純「あずにゃん、次の巻は?」 梓「」ビクッ 純「ねぇ」 梓「……はい」 純「ありがと」 梓「……純?」 純「んー?」ペラッ 梓「なんでもない……」 純「ん」 純「……よく考えたらさ」 梓「え?」 純「私も『あずにゃん』って呼んであげたい」ペラッ 梓「……うん」 純「次の巻ある?」 梓「はい」 純「ありがと、あずにゃん」 梓「えへへ」 純「ふふふっ」ペラッ おわり 2(作者別) 戻る
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【スレ30】親が前科持ちの人 このページのタグ:ギャンブル 事件・事故・受難 警察・自衛隊・軍事 941 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/10(月) 12 50 23 ID DoCOGj3O 765 亀だけど。 加害者、ニュアンスとしては犯罪者があってるんだけど親の片方が前科持ちです。 パチンコのゴトで窃盗罪(執行猶予2年)→猶予期間中に覚醒剤所持で刑務所に1年8ヶ月入ってました。 留置中は比較的差し入れ等が通るので一日何本か煙草を吸えたり、好きな本を読めたりしていました。 刑務所内ではいじめや同性愛が日常茶飯事でヤクザ絡みの人が威張りちらすとか。 あとは外から手紙が来る回数が多い程羨望の目で見られるみたいですね。 あとは親の身元引き受けを両方したのでもし聞きたい方がいたら書かせて頂きます。長文スマソ 942 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/10(月) 13 08 07 ID K3JhxbXD 941 身元引き受けってなんですか? 無知で済みません 944 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/10(月) 14 31 19 ID jcJZOli6 いじめや同性愛ってマジであるんですね。詳しくききたいです。 945 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/10(月) 15 06 24 ID I7SIFMSA 941 >外から手紙が来る回数が多い程羨望の目で見られるみたいですね 手紙が来る回数が多い人が妬ましくてゴルアってなるんですかね?いい歳のおっさんでも? 946 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/10(月) 15 23 24 ID jcJZOli6 何人かで遊んでるときに、他の人の携帯には電話やメールがどんどん来るのに 自分の携帯電話だけ静まり返ってひとつも鳴りません的な。寂しい・・・羨望・・・嫉妬・・・状態? 947 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/10(月) 17 27 51 ID lsSJEJer 946 なんとなくわかるなぁ。 みんなの前で自分の携帯だけ全然ならないのって悲しいよね・・・。 948 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/10(月) 18 50 09 ID zC+/cqhP そんな時は「自分はマナーモードにしてるざます」と装うのですよ! もしくは「こっそりバイブ設定をONにして、さも今メール来たざます」と装うのですよ。 975 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/11(火) 08 08 28 ID mIjjIvA3 941です。 身元引き受け(身柄引き受け)は出所後に誰か親や親族なんかが「面倒をみます」って言う感じらしいです。 これが居るか居ないかで仮釈をもらえるか満期出所かになったりも左右されます。 出所後、保護観察中は担当保護士さんに月に一回位「こいつは今月こんな生活してました」みたいな作文(?)を書いたりもしました。 刑務所内の事はまた午後にでも書かせてもらいに来ます。 興味を持ってくれた方、ありがとうm(__)m 976 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/11(火) 09 03 37 ID XWaC2ugK 身内に犯罪者がいた人、ではなくご自身が服役していたのでは…? 977 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/11(火) 10 01 10 ID mIjjIvA3 …そう思われるとツラいです。仕方ないんですがね。名無しに戻ります。犯罪者関係が書き込みしてすみませんでしたm(__)m 978 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/11(火) 10 09 01 ID s5895csS あれ?いや、それはそれで面白いと思うんだけど 「服役者の生活」語ればいいわけで、別に引っ込むことないじゃん 979 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/11(火) 10 13 13 ID XWaC2ugK ごめんなさい。そんなつもりでは。 リクエストの内容(服役者を身内に持ったための苦労)よりも 刑務所内部のことを詳しく書かれていたのでもしかして、と思いました。 私を含め皆ももっと色々聞きたいと思うので続けてください。 つまらない事を言ってすみませんでした。 986 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/11(火) 17 17 43 ID 5xvNQd7Q 刑務所の中、っていう映画(マンガが原作だけど)あったよね 主人公も憎めないガンマニアで銃刀法違反で服役したっていう 私はすごく面白かったし、不謹慎とも思わない 家族が犯罪者でも別に恥じることないと思うけど 戻ってきてほしいな〜 941さん。。。お話聞きたいなあ 987 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/11(火) 18 10 06 ID +xMeHg08 犯罪の内容によっては、家族も辛い思いをするだろうし、敏感になってるんじゃないかな。 988 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/11(火) 18 59 16 ID F7hEt+px ゴトも覚せい剤もそれほど世間様に迷惑かけない行為だから話せるんだろうね 992 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/12(水) 09 09 43 ID 0Zklu7Lo 988 ウメついでに書かせてもらう。覚醒剤は十分世間様に迷惑だ!!。 シャブ中がラリって人を何人も斬り殺したり、シャブ手に入れるために 盗みや強盗や恐喝をしたり、シャブ中のラリった奴が車を暴走させて 人を何人もはねとばして重度身体障害者にして関係ない人を一生苦しめたり そのことにより払う必要がなかった障害者手当が国庫から支払われたり シャブを売りさばく暴力団を潤わせて、シャブの大本締めである北朝鮮の キムチ豚を肥え太らせたりしているんだ!!。何が世間様に迷惑をかけないだ!! ふざけるな!! シャブに関わった奴らは心から猛省し、穏やかに慎ましく生活できないなら 死ね!!。市ねじゃない。死ね!!。何度でも言う!! 覚醒剤は世間様に多大な迷惑をかけている!! 993 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/12(水) 12 54 06 ID n05sj86i 992 まぁ・・・・落ち着けよ、 な? 994 :おさかなくわえた名無しさん:2007/12/12(水) 15 20 06 ID 9CUxfV0S 992 全面同意だが、長文書いてまで絡む事じゃない。 【関連】 【スレ26】犯罪を犯した身内がいる人
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1 2 3 梓唯 ※1レス四コマ・コメディ系 2012/01/06 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1325852461/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る おや!?梓唯、憂和、 律澪ができた! ムギ先輩が羨ましいいっしょに眺めたいな〜♪ -- (あずにゃんラブ) 2013-01-02 11 55 59 なんか見飽きた感があるせいか普通 -- (名無しさん) 2012-08-26 08 56 01 炬燵での梓の体勢想像すると凄くかわいい -- (名無しさん) 2012-08-26 06 39 39 律澪もなかなかよかった -- (名無しさん) 2012-08-25 04 36 46 れずにゃんは性の暴走機関車 -- (名無しです) 2012-08-13 11 27 38 ツッコミ担当の唯もなかなかwww -- (あずキャット) 2012-08-13 10 04 56 唯梓だけで -- (名無しさん) 2012-08-13 00 51 17 百合のバイオハザードだな。全員がガチになる日も近いな。 -- (名無しさん) 2012-08-12 23 24 46 唯が突っ込みに回ると意外と面白い。 変態和系で実証された。 -- (名無しさん) 2012-08-12 22 00 23 ちょい攻めな梓も可愛いし、ほかのカプもあって良かったw スッキリ読めたよ -- (百合を求めて三千里) 2012-08-12 20 09 08
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1 2 3 4 唯梓 ※各短編・作者別2~4 2011/05/18 http //hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1305720255/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 癒される 両方良作だった -- (名無しさん) 2012-05-18 16 41 07 いい話だな〜 -- (名無しさん) 2011-11-04 11 37 29 かわいい -- (名無しさん) 2011-11-02 07 34 06 この可愛らしさは確かに危険だな -- (名無しさん) 2011-10-02 02 31 30 純粋に愛せる唯だからこそ、あずにゃんを手なずける事ができるわけで……とか考え始めると“BAD END”しか見えてこねぇ -- (名無しさん) 2011-10-01 05 48 50 あずにゃん可愛すぎワロタ -- (名無しさん) 2011-07-30 00 26 57 どう見てもハム太郎じゃないかWWW -- (名無し) 2011-07-09 13 29 37 学習次第で人間並の知能を持ちうる野生動物が現実に存在するとなれば…そりゃそうなるよな。 でもなんだかんだでちゃんと円満に解決してよかった。 -- (名無しさん) 2011-06-22 03 24 22 唯の日記でハム太郎思い出したw -- (名無しさん) 2011-05-24 20 26 01 施設編も見たかった俺はSなのか -- (名無しさん) 2011-05-24 18 56 17
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図鑑 No. 釣れる場所 釣れる時間帯 値段にゃん 主な釣りエサ 釣れるもの 効果入手するとにゃん湖にBGMが流れるようになる 釣りエサに使用可
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唯「あずにゃん大好き~」 梓「もう唯先輩はすぐそうやってからかうんですから」 唯「からかってないよ」 唯「あずにゃん大好き~」 梓「本気で言ってるんですか?」 唯「本気だよー」 梓「どうも信じられません」 唯「えー、なんで?」 梓「言い方が軽すぎるんですよ」 梓「本気ならもっとちゃんと真剣に言ってくださいよ」 唯「ちゃんと…真剣に…?」 梓「そうです」 唯「あずにゃん」 梓「はい?」 唯「大好き」 梓「//!!」ドキッ 唯「どうだった?」 梓「い、良いんじゃないですか」 唯「本当?」 唯「じゃあもう1回言ってあげる」 唯「あずにゃん、大好き」 梓「//」ドキッ 唯「本気って分かって貰えた?」 梓「ま、まだまだです」 唯「えー、まだまだなの?」 唯「あっ!そっか」 唯「あずにゃん」ボソッ 唯「大好き」ボソッ 梓「///!!」ドキッドキッ 唯「耳元であずにゃんだけに聞こえるように言ってみました」 梓「も、もう1回言ってみてください」 唯「もう1回?良いよ」 唯「あずにゃん」ボソッ 唯「大好き」ボソッ 梓「///」ドキッドキッ 梓「あ、あの唯先輩!!」 唯「ん?」 梓「次はあずにゃんではなく梓って呼んで貰えますか?」 唯「分かった!」 唯「梓、大好き」 梓「///!!!」 唯「梓、大好き」ボソッ 梓「///」 梓「唯先輩の本気は良く分かりました」 梓「今度は私が本気でそれに答える番です」 梓「唯先輩、大好き」 唯「///!!!」ドキドキ 唯「あ、あずにゃんもう1回」 梓「唯先輩、大好き」 唯「///」 梓「唯、大好き」ボソッ 唯「///」ドキッドキッ 唯「あずにゃん…」 梓「唯先輩…」 唯「梓」 梓「唯」 唯「大好き」 梓「大好き」 純「………」 純「憂?」 憂「何、純ちゃん?」 純「私達、なんで憂の家に集まったんだっけ?」 憂「テストが近いからみんなで勉強しようって」 純「だよね。なのになんで私はバカップルのやりとりを見せられてるんだろ」 憂「微笑ましくて良いと思うけどなー」 純「良い訳あるかー!!」 純「リア充め!バカップルめ!」 唯「大丈夫だよ。純ちゃん」 唯「今のあずにゃんとのやりとりテストに出るから」 純「出るかー!!」 終わり え!?出ないの? -- (あずにゃんラブ) 2013-01-07 16 01 38 純ちゃん、どんまいwww -- (名無しさん) 2014-04-23 22 07 32 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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音楽にハマるきっかけは何だろう。 初めてビートルズをきいた時、初めてパンクを知った時、初めてライブに行った時。 きっと十人十色のきっかけがあるんだろう。 私の場合は軽音部に入りギターを弾き始めた時。 そして、中野梓に出会った時だった。 初めて会ったのは何年も前の話。 新入部員が来るのを今か今かと待ちかまえていた時。 部室のドアを遠慮がちに開けながらその子は入ってきた。 小さくてとっても可愛い女の子!それが私の第一印象だった。 中野梓…あずにゃんは私よりもずっとギターが上手だった。 先輩風吹かしたくて最初の頃は強がってた私だけど長くは続かず、あずにゃんにギターを教えてもらうことが多かった。 「そんな事も知らないんですか?唯先輩は今まで何をしてきたんですか!」なんてよく言われた。 その時のあずにゃんは呆れたような、でもとても優しい顔をしていた。 私には大好きなバンドがいる。 私が産まれた頃にファーストアルバムを出したアメリカのロックバンド。 元々はあずにゃんが大好きで私に薦めてくれたバンドだ。 知った時には活動は停滞していてメンバーの入れ替わりが激しく新しいアルバムもずっとレコーディング中のまま。 「今年にはアルバム出すって雑誌に載ってましたよ」 「どうかなー去年も同じようなこと言ってなかった?」 「うっ…今年こそは間違いないです!」 「あはは~そうだね。きっと出るよ」 結局新しいアルバムがその年に発表されることはなかった。 ある日のこと、二人でギターを弾いているとあずにゃんが、 「唯先輩。音楽で成功したら最高だと思いませんか?」と聞いてきた。 私はその時なんて答えたっけ?もう忘れてしまった。 ただあずにゃんが不満そうな顔をしてたからきっと良い答えじゃなかったんだろう。 その頃の私は音楽で生活していくことなんて無理だと思っていた。 自分にそう言い訳して努力することをめんどくさがっていたのだ。 そんな私をあずにゃんはどう思っていたんだろう? 今となってはわからない。 時は流れて卒業式。私は一足先に軽音部を卒業した。 見送りに来てくれたあずにゃんはちょっと涙目になっていた。 「唯先輩、卒業おめでとうございます」 「ありがとう。元気でね?」 「はい!私が卒業したらまた一緒にバンドやりましょうね」 「うん。ちゃんとギター練習しておくよ」 「約束ですよ!あ、そうだ、これ…」 あずにゃんはゴソゴソとポケットを探りピックを取り出すと私に差し出した。 「先輩が約束を忘れないための御守りです。ちゃんととっておいてくださいよ」 「わあ、ありがとう。大事にするね」 「じゃあまた、お元気で」 新しい環境、新しい友人、バイト。 毎日忙しくバタバタと駆け回っていたら大学生活はあっという間だった。 その後普通の会社に入社し、また新しいことの連続で毎日走り回っていた。 私は忙しさにかまけてあずにゃんとの約束をすっかり忘れていた。 仕事で外回りをしている最中、突然声をかけられ後ろを向くとあずにゃんがいた。 高校の時より少しだけ背がのびて大人になったあずにゃんだ。 「先輩、久しぶりですね。今時間あります?」 「久しぶり。少しなら大丈夫だよ」 「よかった。じゃあお茶でも飲みに行きませんか?」 あずにゃんの笑顔はあの頃とちっとも変わっていなかった。 私達は近くの喫茶店に入りアイスティーを2つ注目した。 「あずにゃんは今なにしてるの?」 「フリーターですよ。唯先輩は?」 「私は普通の会社員だよー」 「そうですか。なんだか唯先輩が働いてるなんて変な感じです」 「ひどいよ~こう見えてもちゃんとしてるんだよ」 「あはは…すいません」 久しぶりに会ったこともあり話題は尽きなかった。 「あ、そろそろ行かなきゃ。ごめん、またね」 「はい。ひき止めてすいません」 「ううん。楽しかったよ。じゃあ出ようか」 会計をすませると二人で駅のほうへと歩いて行った。 「私は地下鉄だけど…あずにゃんは?」 「私はむこうにバイクがとめてあるんで」 「そう、じゃあまたね。バイバイ」 「あ、先輩!約束覚えてないんですか?」 「え…なんだっけ…」 「一緒にバンドやるって約束したじゃないですか!」 「あ…忙しくてつい…ごめんね…」 あずにゃんは呆れたようにため息をつくと、 「まあ…いいですよ。唯先輩、バンドやりませんか?」 と真剣な顔で言った。 「無理だよ…ギターもロクに弾いてないし」 「また始めれば大丈夫ですよ。唯先輩は才能があるんですから」 あずにゃんはにっこり笑うとアドレスと番号を書いたメモをとりだした。 「まあ、その気になったら連絡ください。」 「うん。わかったよ」 メモをうけとるとあずにゃんは「それじゃあ」と交差点へ歩いて行った。 帰宅すると押し入れからホコリを被ったギターケースをとりだした。 ケースを開けるとギターと一緒にピックが入っていた。 卒業する時にもらったピック…すっかり忘れていた。 こんなところにしまっていたのか。 チューニングして久しぶりにギターを弾いてみた。 弦が錆びていてこもった音しかしなかったけど久々の感覚に思わず夢中になる。 気がつくと朝になっていた。 その時私は決めたのだ。もう一度バンドをやろうと。 数日後、憂から電話があった。 『あずにゃん死んじゃった…』震える声で憂が言った。 信じれなかった。信じたくなかった。 私は「そう」とだけ言って電話を切った。 その後も電話が鳴り続けたけど無視してコンポの電源を入れた。 大音量で音楽を流しそれにあわせてギターを弾いた。 二人でよく弾いたあの曲を…疲れて眠るまで弾き続けた。 あずにゃんのお葬式は雨だった。 卒業してバラバラになった部活のみんな、さわちゃんも来ていた。 お経が流れる中、周りの泣き声が聞こえる。 私はなんだか夢でも見てるような気分だった。 白黒のあずにゃんが可愛らしく笑っている。 なんだかすごく変な感じ。違う誰かみたいな――― あずにゃんからもらったピックをこっそり棺桶に入れようとしたけどやめた。 あずにゃんのことまで忘れてしまうかもしれないから。 お葬式の後部活のみんなで飲みに行った。 あずにゃんはいい子だったとか何でこんなことになったんだとか…そんな話をしてる中りっちゃんが、 「もうしばらくあのバンドの歌はきけないな」と呟いた。 「思い…だしちゃうもんな…」 「うん…」 澪ちゃんとムギちゃんは目を真っ赤にして頷いた。 みんなと別れ家に戻ると私はあのバンドの曲をきいてみた。 やっぱり涙は出なかった。 あずにゃんが死んでから1年がたった。 私は毎日仕事してたまにギターを弾いて「まあこんなもんかな」と思いながら生きていた。 夕飯を買おうとコンビニに行った時張ってあったポスターに目が奪われた。 あのバンドのライブ情報のポスターだった。 そういえばこの前アルバムをリリースしたんだっけ。 私は思わずチケットをその場で購入した。 やっと見れるんだ。あのバンドのライブを。 待ち遠しくてしょうがない。 当日、予定時間を少し過ぎてライブは始まった。 照明が消えると周りから怒号が響き、前へ前へと押しやられる。 私は手を上げ一緒に叫んだ。 目の前にメンバーがいる。何千回も映像で見た憧れのバンドが。 演奏が始まる。あの曲だ…よく二人で弾いていたあの曲。 私は飛び跳ねながら一緒に歌った。 でも頭の中に冷静な自分がいた。 あずにゃんこのライブ見たかっただろうな… でも何で見れないんだろう… ああ、そうか 死んじゃったからか その瞬間私は泣いた。一年溜め込んだ涙はドンドン出てきた。 周りの人には変な目で見られてるだろう。 けど止められない。 私はどこかで思っていたんだろう。 あずにゃんが死んでないと。 でもそれは間違いだった。 だって生きてたらこの場にいないはずがないから。 あんなに二人で見たいって言ってたライブにいないはずがないから 叫んだ。泣きながらずっと叫んだ。 あずにゃんの名前を叫び続けた。 あずにゃんのお墓の前にいる。 お墓にもらったピックを置いた。 もう大丈夫。忘れないから返すよ。 さよならあずにゃん。 さよなら おしまいです。 戻る